函稜北高 就業体験を報告 渡島支庁や保育園、６カ所で学ぶ

函館稜北高校（田畑明雄校長、五百九十三人）の生徒たちが就業体験した内容を全校生徒に発表する「インターンシップ（就業体験）報告会」が二十七日、同校で開かれた。

　同校は毎年生徒が就業体験を行っているが、報告会は昨年度から。本年度は就職希望者を中心とした三年生三十六人が、七月二十三、二十四の両日、渡島支庁や保育園、病院など六カ所にグループで赴き、厳しい仕事の現場を味わった。

　発表はスライドを映写しながら、五人が行った。函館亀田港保育園（亀田港町）で保育士体験をした池田彩さんは「保育士と園児の会話はなくてはならないものだと感じた。保育士は子供が好きなだけでは務まらないが、間近で子供の成長が見られる素晴らしい仕事」と述べた。

　函館新都市病院（石川町）で就業体験した看護師志望の伊藤梢さんは「看護師が不安な顔をしていると、患者さんを不安にさせてしまう。ずっと立ちっ放しで重労働ですが、笑顔を絶やさない看護師になりたい」と実感を込めて発表した。
出典：北海道新聞


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